見事なハブ酒!!手に入りました。
沖縄のお酒として有名なハブ酒。瓶のなかに毒蛇であるハブを入れ、泡盛やブランデーなどアルコール度数の高いお酒を注ぎ熟成させて作ります。沖縄ではちょっと疲れたときなどの元気づけに飲む人も多いのだとか。
瓶に丸々1匹ハブが漬かっているのでインパクト抜群。そして、アルコール度数が高いのでガツンとくる飲みごたえが特徴です。
なかには、ハーブや黒糖を加えて飲みやすく作られているものもあります。しかし、ハブ独特の癖は健在! ハブ酒だけで味わえる旨味が濃縮されています。
なんといっても毒蛇として知られているハブを漬けて作っていること。ハブ酒の瓶を見てみてると、とぐろを巻いたハブがしっかりいます。初見だとなかなか強烈ですよね。
このため泡盛などのお酒にはハブ独特のエキスが溶け出して、なんとも言えない香りと癖のある味に仕上がります。これは長期熟成されたものほどマイルドになって飲みやすくなるので、初心者の方は選ぶときにチェックしてみてください。
ハブといえば毒蛇ですから、毒を心配する人は多いと思います。しかし、そこは問題ありません。毒がある毒腺は処理することなくそのまま漬けるのですが、なんでか毒の心配はないのだそう。諸説ありますが、長時間アルコールに漬けていることから毒がなくなるのでは? ということらしいです。
はっきりとした理由は実はわかっていないのですが、正規販売されているものについては安心して飲んで大丈夫ですよ。
見た目に反して、味は飲みやすいんです。泡盛ベースで作られたものは泡盛のガツンとした味と、ハブのエキスが混ざってなんとも複雑で独特な味。
主流なハブ酒は数種類のハーブと一緒に漬けて作られているので、ハブ独特の少し生っぽい癖はほとんど消えて香り高く仕上がっています。種類によっては沖縄の黒糖やウコンを混ぜて作っているものもあるので、女性でもチャレンジしやすいでしょう。
ただし、どうしてもハブの癖を完璧には消すことはできないので、ちょっと苦手だなという人は長期熟成されたものを選ぶといいでしょう。熟成期間が長くなればなるほどアルコールのカドもハブの癖もマイルドになるので、初心者にはおすすめです。
泡盛やブランデーなどに漬けているため、度数は40℃から50℃くらいと高めです。なんでこんなに度数が高いお酒を使うのでしょうか? 実は50度前後がハブのエキスを1番引き出せる度数だからなんです。
だからといって90度などの強烈に強いお酒や15度程度の日本酒などだと、ハブのエキスはうまく溶け出してきません。ハブの旨味を最大限に引き出す度数ということで、このアルコール度数なんです。