テキーラとは、メキシコのハリスコ州、グアダラハラ市近郊のテキーラという地域に1700年代から作られている地酒です。シャンパーニュ地方のシャンパンやコニャック地方のコニャックと同じように、テキーラは原産地呼称が世界で認められています。つまりテキーラでつくられなければテキーラとは呼ばれません。それほど特徴のある気候、土壌、職人技や伝統をテキーラでは実感として感じとる事ができます。


蒸留所はNOMと呼ばれる4ケタの蒸留所番号を与えられ、テキーラの瓶には必ずこの4ケタの番号がNOM1103のように記されています。エラトゥーラ(NOM1119)とエル・ヒマドール(NOM1119)のように同じNOMを持つテキーラは同じ蒸留所産だとわかります。最古の蒸留所はクエルボ蒸留所(NOM1122)で1795年創業です

~CRT規則の主な内容~
●ハリスコ州、グアナファート州、タマウリパス州、ナヤリ州、ミチョアカン州で生育されたブルーアガヴェを使用すること。
●テキーラ村とその周辺で蒸留されたものであること。
●原料は「アガヴェ・アスール・テキラーナ・ウェーバー」を51%以上使用すること。
●最低2回蒸留すること
●メチルアルコールは3mg/1ml以下であること
●最終アルコール度数は35%から55%の間であること
●メローイングは1%以下であること
●フーゼル油の制限

~100%アガヴェのテキーラには樽熟成の段階に応じて4種類あります。~

● ブランコ(Blanco) 樽熟成をしない透明なもの(しても60日以内)
●レポサド(Reposdo) 最低60日間の樽熟成をしたもの(樽サイズに規定なし)
 ●アネホ(Anejo) 最低1年間の樽熟成をしたもの(樽は600L以下のサイズであること) 本来はAñejo(アニェホ)なのですが表示出来ない場合があるのと、私のように舌をかむ可能性 があるのでアネホ(Anejo)とさせていただいています。
 ●エキストラ・アネホ (Extra Anejo) 最低3年間の樽熟成をしたもの(樽は600L以下のサイズであること)

アガヴェの香りをストレートに感じるブランコ、アガヴェと樽香のバランスが秀逸なレポサド、樽の香りが美しくゴージャスなアネホ、円熟の極みを感じさせる高額で特別なエキストラ・アネホ、どれをとってもそれぞれの美味しさがあり、全種類一歩もひけをとらない独自の魅力があります。


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