ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は27日に開幕から1週間を迎えた。大会組織委員会は「第1週を終えて」と題し、ここまでの大会を振り返り、観客動員数が1週間で42万人を超えたことを公表した。
○観客動員数
1週間で延べ42万6236人を記録し、1試合の平均観客数は3万5520人。最も多かったのは21日に行われたアイルランド―スコットランドの6万3731人。開幕戦だった日本―ロシアの4万5745人を上回った。チケット販売も好調で現在、販売可能席の97%が販売済み。なお、一部の試合ではまだチケットを購入することができる。
○ファンゾーン観客来場者数
各開催都市で楽しまれる無料のファンゾーンは16か所で開催。開幕から全会場とも多くのファンで溢れ、7日間で約27万人が来場。開幕戦が行われた20日だけでも6万7000人がファンゾーンを訪れた。
○海外でも高い注目を浴びる放送視聴者数
今大会は世界中から高い注目を浴び、英放送局「ITV」の開幕戦の視聴率は20%を超え、朝の時間帯にも関わらず、瞬間最大100 万人もの視聴者数を集めた。また、イングランド―トンガ(22日)は瞬間最大470万人、アイルランド―スコットランド(22日)は同32 万人の視聴者数を集めた。フランスでも、フランス―アルゼンチン(21日)は、瞬間最大310万人の視聴者が観戦した(数字はワールドラグビー調べ)。
ニュージーランド代表が21日に初めて披露したハカの動画は、日本国内だけで900万回表示。大会公式動画「ラグビーワールドカップデイリー」(毎日1本公開している日本を紹介する動画)は、平均40万人の視聴者を獲得している。
大会1週間を終え、ワールドラグビーのビル・ボーモント会長と大会組織員会の嶋津昭事務総長のコメントは以下の通り。
ビル・ボーモント会長「これは日本の輝かしい瞬間です。壮大なオープニングセレモニー、素晴らしいラグビーのプレー、活気 のあるファンゾーン、そしてテレビで、会場でご覧になる観客の皆様、これは素晴らしい大会のスタートです」
嶋津昭事務総長「大会開幕以来、多くのお客様にご観戦にお越しいただき、改めて感謝しています。ホスト国としての日本の対応に、世界中から多くのポジティブなコメントを頂いており、これまで日本全国の皆様が進めてきた準備の成果が表れているものだと思います。そして何より、日本中がラグビーで盛り上がっている姿を目の当たりにし、非常に嬉しく思っています。メディアの皆様のご協力のおかげにより、大会の最初の1週間は、この上ない素晴らしいものになったと思います。この状況に甘んじることなく、引き続き気を引き締めて大会の運営を進めてまいります」
YAHOO ニュースより