ブランデー【シャボー】はアルマニャック地方で造られるブランデーの一種であり、ブランデーの種類でいうと「アルマニャック」に属します。 アルマニャックとはアルマニャック地方で一定の製法にて作られるブランデーの総称ですので、アルマニャックをブランデーと呼んでも間違いではありません。また、アルマニャックとは独特の蒸留器を用いての蒸留を行うなど伝統的な製造方法で知られ、熟成された深みとフルーティな華やかさが同居しているのが特徴です。 そして、「アルマニャック」と定義できるのは、フランスのアルマニャック地方で製造されたブランデーのみであり、コニャックと同様にブドウや生産地などが厳格に定義され、その定義に則ったブランデーしか名乗ることが出来ません。
シャボーの由来と概要
【ブランデー】シャボーについて シャボーはコニャックの名門であるカミュ社の傘下であり、日本においてはサントリーが販売を行っています。 シャボーはフランスの海軍元帥であるシャボーの名にちなんでこの名前がつけられています。 航海の際に自身の船に積むワインが変質することに悩んでいたシャボーは、やがてそのワインを蒸留してから積み込むようになります。 以降はシャボー氏のこだわりにより、アルマニャック地方のシャボー家の領地から採取されるブドウは全て蒸留されるようになり、そのことが発祥となって「シャボー」という伝統的なブランデーが生まれました。 使用するのはパコ種のブドウのみと定め、丁寧に蒸留した原酒をオーク樽で23年から35年間深く熟成させ、華やかな味わいが生まれています。 金の紋章で有名なシャボーのアルマニャック「ブラドン・ゾール」の等級はXOからナポレオンまでと幅広く存在し、シャボーの定番品として息づいています。 そして愛らしいボトルデザインが高く評価されている「グース」も、シャボーで人気の高いブランデーですね。グースはガチョウの意味を持ち、インテリアとしても活きるデザインでコレクションとしても重宝されています。