一升瓶は、昔から茶色の瓶が主流です。 現在でもほとんどの一升瓶が茶色、もしくは緑と言っても過言ではありません。 実は、お酒の瓶のあの色には「日光を遮る」という重大な役目があるのです。 正確には「紫外線の影響でお酒を変質させないようにしている」という事なんです。 お酒に強い直射日光が当たると、「日光臭」という動物の毛の蒸れたような不快な臭いが発生し、お酒が劣化してしまうのです。 その為、サングラスで目を守るのと同様、瓶を緑や茶色にして日光からお酒を守っていたという事です。 その昔は、日光を完全に遮断する陶器にお酒を入れていました。 しかし、利便性や費用を考えると、高くてリサイクルのきかない陶器ではなく、どうしてもガラス瓶が選ばれやすいようです。 日光の遮断性を考えると、真っ黒の瓶が理想なのですが、そうするとそれまたコストが高くなるので現在のような茶色と緑が使われているそうです。 また、最近では見た目をオシャレに見せるために「青色」や「赤色」なんかも出てきて、中には磨ガラスのようなボカシのかかった瓶もあります。 あえて、新聞紙を巻いてあるだけのお酒もありますし、潔く透明の瓶を使っている種類もあります。 ビールの本場ヨーロッパでは、今だに陶器入りのビールが多いそうですよ! やはり、本場のビールは味だけでなく、品質保証も充実しているみたいです