ストーブやエアコン、床暖房など暖房器具の種類はさまざまだが、日本ならではの暖房器具として「こたつ」がある。今、そのこたつを囲めるカフェや宴会に多くの人が集まっているという。
こたつ席が人気の、大阪ステーションシティ・時空の広場にあるカフェ『バール・デルソーレ』(大阪市北区)。広場は吹き抜けで寒く、冬季は客足が鈍ることを打破するため、4年前からこたつを設置したそうだ。その結果、SNSを中心に話題となり、今ではこたつ目当てで来店する人も多いのだとか。
「こたつを置いたことで客足が増えたほか、客層がガラッと変わり、若い人の利用が圧倒的に増えました」と話すのは、店長の深山岳典さん。取材したこの日も若者たちがこたつでお茶を楽しむ様子が多く見られた。
同僚たちと来店していた会社員の男性・足立さん(22)は、「友だちのインスタのストーリーを見て知った。こたつがあるからここに来るようになった」と、足下を温めながらソフトクリームを食べるなど、こたつの醍醐味を存分に満喫。聞けば、グループ7名中こたつが家にあるのは1名だけだった。家にこたつがあるのはレアなことのようだ。
ヤフーニュースより