●“オールドパー”のはじまり
  創業者のグリーンリース兄弟は、ウイスキーに不朽の価値を与え、末永く後世に届けたいとの願いを込めて、当時ロンドンで人気を博したブレンデッドウイスキーに「オールドパー」と名づけました。 「オールドパー」とは、15世紀から17世紀にかけて152歳の長寿を全うし、英国史上最長寿といわれた伝説の人物「トーマス・パー」の愛称。オールドパーのラベルには、彼の生きた年号(1483-1635)と、10人の英国王の時代に生きたという伝説が記されています。彼の長寿をウイスキーの熟成に、培ってきた叡智をブレンド技術になぞらえて、まさに時代を超えて愛されるスコッチウイスキーが誕生したのです。 トーマス・パーの亡骸はウエストミンスター寺院に埋葬され、現在もシェイクスピアなどとともに「詩人のコーナー」に眠っています。バロック派を代表する画家のルーベンスによって描かれた彼の肖像は、時代を超えて誇り高く伝えられた継承のしるしとして、今もなおボトルに描かれています。

●オールドパーのボトルが語ること
オールドパーのボトルにあしらわれた「クラックルパターン」と呼ばれるひび割れ模様は、ガラスのボトル以前に主流だった陶製ボトルをイメージしたもので、伝統を継承するブランドの精神を物語っています。創業当時から変わらない、四角く丸みを帯びたボトルの形状と、オールドパーのトレードマークでもあるひび割れ模様の感触を、実際にボトルに触れて確かめてみてください。